先週末(1/24)は前から生で聴いてみたかったピアニストの一人であるランランのリサイタルに行ってきました。
発売日にチケットを取れなかったために、ピアノの近くの左側(鍵盤側)を取ることが出来ませんでした。今回は前から6列目の右側(手元が見えない方)を取りました。少し後ろの方での『手元』を取るか、近くからの『顔』を取るかで『顔』を選んでしまいました。(笑)
ほぼ満席のホールにランランが入場してきて
演奏開始。
まずは、出だしのモーツアルト。
「なんて美しい音!」想像以上の繊細な音に感動。。。
モノ珍しさが先行しがちだけど、スゴイ人です。
その後もどんどん演奏は続いていき、彼の演奏の世界に引き込まれて、あっという間に2時間の演奏が終ってしまいました。
アンコールは現在練習中の『愛の夢』でした。
ハン2を期待していたけど、さすがにそれは無理でした(笑)
どの演奏も歌うところは非常に繊細な音、盛り上がるときは激しくという表現豊かな演奏でした。すごくきれいな弱音から地響きのような重低音まで『ピアノって、こんないろんな音出るんだ。』とただただ驚き、飽きることがありませんでした。
ただ本当に期待していたランランらしいガンガンの演奏というはハン6だけでした。そういう演奏を大いに期待していた自分としては、少々物足りなさを感じました。
でも、決して不満足だったわけではなくて、『もっともっと聴きたい!』と思わせる素敵なリサイタルでした。
それから、ランランの人柄がとても好印象でした。
客席の全ての方向に向かって丁寧に礼をするのはもちろん。スタンディングオベーションしているファンにはその方向に向かって改めて礼をする。手を振っているファンには手を振り、舞台に花を持ってきたファンには丁寧に握手をして手の甲にキスまでしてました。
ちなみに、この日は昼の部、夜の部の2回公演(ジャニーズかっ!)
というハードスケジュールをこなし中国に戻っていきました。
すごいパワー。。。でも、リハも休憩時間も楽屋で弾いてそうなイメージ。(あくまでイメージ(笑))
とにかくピアノを弾くのが楽しくて楽しくてたまらない純粋な青年だなという印象でした。
ますます、ランランのファンになりました。
また次回の来日の時にも行こうと思います。
当日の曲目
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番 変ロ長調 K333
シューマン:幻想曲 ハ長調 op.17
アルバム「ドラゴン・ソング」から
グラナドス:『ゴイェスカス』 H.64から第1曲「愛のことば」
ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』から前奏曲と愛の死 S.447
リスト:ハンガリー狂詩曲第6番 変ニ長調 S.244/6
次はキーシン。こちらも楽しみです。